代表者挨拶
きもの文化を守り育て、継いでいく。
次代へ誇れる企業をめざして。
弊社は滋賀県出身の祖父正一が昭和13年(1938年)に創業し、和装小物を中心に商売をして参りました。紆余曲折があったものの、現在まで事業を続けてこられたのは創業者や先代、会社を支えていただいた先輩方、お得意先さまや仕入れ先さま、加工先さまはじめ久保商事を取り巻く多くの方々のおかげと感謝しております。
きものは着る方の減少と共に市場もピークから大きく縮小しております。昔は活気のあった京都室町の問屋街もマンションや飲食店、ホテルが目立つようになり大きく変貌しています。和装業界の将来について悲観的な見方もありますが、きもの好きな若い方が増えているのも事実です。私が業界に入った40年ほど前は、街できものを着た方が歩いているのを見ることはほとんどなかったのですが、現在はレンタルも含めて多く目にすることが出来ます。アンケートを取ってみても 「きものが好き」「着てみたい」という声は多くあります。
私共が扱う和装小物はきものを着るうえで欠かせないアイテムです。きものは日本が誇る民族衣装であり、決してなくならないものであると信じています。昨今はものづくりをするのも大変難しくなってきていますが、きもの文化を守るという誇りをもって社員一同知恵を出し合い力を合わせ、久保商事を支えて下さる皆さまと共に歩んで参りたいと考えております。
代表取締役 久保善昭